2011年02月03日

開放

アオアシラに締め上げられているきみは
意識が遠きゆっくりと視界が狭くなってきた・・・

その時!

何者かが草むらから飛び出し
得物が風を切る音がしたかと思うと
下の方で鈍い音が響き
アオアシラの体がよろめき地面へと激突する。

アオアシラは突然の出来事に驚き
きみを前足で脇に転がすと
その小さい相手へと威嚇を開始する。

まだ動く事も出来ないきみは
顔だけをどうにか起こし
その小さな影を確認する。

茶色く輝く体毛に
風に得意げにそよぐヒゲ

そう!
竹林で会ったアイルーがきみに加勢してくれているのだ!

威嚇してもまったく動じる事無く
ピッケルをしっかりと構えるアイルーを見、
まだ生きているきみを確認したアオアシラは
分が悪いと感じたらしくゆっくりと後退をはじめ
この場を立ち去ってしまった。

アイルーはホッと安堵の息を漏らすと
きみに振り向きにっこりと微笑む

大丈夫かニャ?
アオアシラを倒すって言うからやっぱり心配になって
ちょっと寄ってみたんだけど正解だったニャ。
ボクは何か貰ったらちゃんとお礼はするタチなのニャ。

きみはゆっくりと体を起こすと
アイルーに礼を述べ
落としたユクモノ鉈を腰に収めた。

さっきの攻撃は
外傷としては大した事はなかった様で
体のそこかしこが痛むが
まだ追撃する事が出来る。

まだアオアシラ狩りを続けると言うきみを案じて
アイルーも付いて来てくれる事になった。

親切なアイルーに感謝して君は
追撃に向かう

追撃へ






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